人並みになりたい

ただただ思いついたことを書く。失恋しがちな社畜の記録。

人生のリベンジ

 

 

最後の更新から約3年、なんとか生きている。

 

 

年末、急遽転職した。

一緒に長年住んでた妹とも離れて一人暮らしも始めた。

相変わらず彼氏はいない、というか、もう結婚願望はゼロになった。

理由はここに書くのも億劫なほどなので、察してほしい。

 

 

そして最近は、転職のストレスと一人暮らしの自由さから、アルコールの量が増え続けている。

 

一人暮らしになると自由が増えて酒もやめられると勝手に思っていた。

しかし実際は、転職のストレスと慢性的な困窮への不安(転職で給料ダウンも要因の一つである)を誤魔化すため、誰も止める人がいないのを良いことに毎日酒を飲んでいる。

飲まないのは夜勤の日だけ。

 

 

流石に眠れない夜が増えてきた。

常に眠い。頭がぼーっとする。

比較的痩せ型の人間だが、お腹周りに脂肪がついてきた。

目の下のクマが日に日に濃くなる。

全身のむくみが取れない。

 

 

この3年で酒量は増え続け、ストロングゼロを毎日1リットルは最低でも飲んでいる。

最近はストロング缶では足りずに焼酎も手を出してしまっており、毎日意識を朦朧とさせて床に就く。

 

 

 

 

そんなある日、いつもの如く酔うためだけに選んだ安酒を胃に流し込みながらふと疑問が浮かんだ。

口先では「いつ死んでもいい」「早く死んで楽になりたい」こんなことを宣いながら酒を浴びる日々だが、果たして私は本当に死にたいのだろうか?

 

 

本当は生きたいのに、“上手く”生きられない。

それだけなのではなかろうか。

 

 

誰よりも生きることへの願望が強いが故に、“上手く”生きられないことへフォーカスが当たってしまう。

 

 

私は生きたいのだ。

生きることへのこだわりが強すぎて、生きづらく、死にたくなっているだけなのだ。

 

 

 

己の心の声に気づいた今は、とりあえず1日でも長く酒を飲まない日を作りたい。

 

 

もう何度もそう宣言して失敗してきた。

何度も諦め酒に手を伸ばした。

 

 

 

しかし、そんな弱い自分も全て認める。

もう逃げない。

 

ここに私は酒から離れることを宣言する。

 

 

 

 

このブログは、三十路の独身女が断酒を目指す記録である。

 

同じ悩みや苦しみを抱えている人、酒をまだ飲んだことがない人、少しでもこの記事に興味を持ったなら、是非これからも見ていってほしい。

私のカッコ悪い努力を、地面に這いつくばって生きる哀れな姿を、今日から全世界に発信していく。

日本の隅で、日々泥水を啜るような気持ちで働き、社会人として最低限の義務を果たしている悲しき女の生きた記録である。

 

 

 

最後に、最近ハマっている漫画の言葉を拝借する。

 

 

「これはオレの人生のリベンジだ」

 

 

 

 

 

ダメ男製造機再び〜秋の陣〜

 

おひさしぶりです。

最後の更新からどのくらい経っただろうか…

 

この間にもいろいろあった、というか、ありすぎた。

 

 

 

かくいう渦中の彼は、今は北の国へ出張に行っている。

12月いっぱいは帰ってこない。

10月頭から旅立って行った彼とは、あの事件以来仕事で一度言葉を交わしたのみだった。

一言で言うと、不完全燃焼。

そんな鬱々とした思いを抱いたまま、私は第二の事件の日までを過ごしていた。

 

 

今からおよそ一ヶ月前に遡る。

職場で仲の良い先輩後輩と飲みに行った日の帰りだった。

その後輩と先輩(どちらも男性)とは、よく3人で飲みに行く仲だった。

今回も、いつも通り職場の近くの居酒屋で飲んでほどよく酔った帰り道だった。

なんらいつもと変わらなく話していたその先輩が、二人きりになった途端ポツリポツリと話し始めたのであった。

実は彼女と別れていたこと。

 

その先輩はとても仲の良い彼女がいた。職場の全員が知っている仲で、みんな当然のように彼らは結婚すると思っていた。

だが、現実は違ったらしい。周りがプレッシャーをかけすぎてしまったのだろうか。

 

先輩の彼女のことは詳しくは知らないが、とても綺麗な人であったことを覚えている。

当の先輩はというと、菅田将暉に似ている所謂イケメン(第一の事件の先輩と区別するため、以下、菅田先輩と呼ぶ)。中身も申し分ない。いつも爽やかで誰も怒っているところを見たことない、生きた七不思議のような人物である。みんなが嫌がる仕事も文句ひとつ言わずに率先してやってくれる、一周回って恐ろしい男だ。

そんな美男美女の、誰もが羨むような二人が、実は別れていたのだ。

他人のことなのに、ショックだった。

 

今までその破局の話を誰にも言わずにいたなんて、いかにも彼らしかった。

周りに気を遣わせたくなかったのだろう。

こちらも、普段接していても全く気づかなかった。

 

しかし、そんな彼が衝撃の言葉を発するのは、間も無くのことであった。

 

 

「俺にしない?」

私は耳を疑った。あのみんなの憧れ菅田将暉先輩が、別れていて、挙句、私に?

耳を疑う理由はまだある。何故なら私はずっと、菅田先輩に片想いの彼のことを相談していたのだ。

あの日の事件のことも、もちろん話していた。

私は確認をした。彼のことはまだ諦めていない。北の国に出張に行っている彼も、1月には戻ってくること。戻ってきたら、また私は彼に思いを伝えるべく、仲を縮めるために食事に誘う予定であったこと。全てを話した。

だが彼は「それでも良い」と。

俗に言う板挟みだ。

 

とりあえず返事は保留にして、その日は逃げるように帰った。

 

 

 

その日からしばらくは何事もなく、菅田先輩もそのことについては特別触れてこなかったので、きっと一時の気の迷いであったのだと思い、こちらもとても心穏やかに過ごしていた。

 

だが、災害は忘れた頃にやってくる。

 

 

告白事件から3週間が経とうとしていたある日。

また、いつものメンバーで仕事帰りに居酒屋へ向かった。

久しぶりに日本酒を飲んだのでとても気分がフワフワとしていた。

 

帰り道、例の話(先日の告白のこと)について話しがあると言われた私は、お酒を飲んでいて判断力が鈍っていたこともあり、彼の家に言われるがままについて行ってしまったのだ。

 

前の男(マザコン野郎)には女としての魅力を感じないと言い放たれ最後の一年はご無沙汰であった。ただ身の回りのお世話だけする家政婦。

実質、私の身体は3年以上未使用であった。

そんな女として枯れ果てた私が一人の男を欲情させるようなことはないだろう。それに最近フラれた事実が物語っている、私の女としての魅力のなさ。だから、私が相手ではなんの間違いも起きないだろう。そう謎の自信を抱いてこの3年間生きてきた私は、なんの疑問も不信感も抱かず、ホイホイと彼の家に上がってしまったのだ。

 

 

家に上がってからは、帰り道のコンビニで買ったラーメンを啜りながらしばらく前回のことについて話していた。とりあえず私も自分の考えを菅田先輩に伝えた。

菅田先輩が私と付き合いたいと思うのは、まだ彼女のことが忘れられない寂しさから来る気の迷いであること。

私は例の先輩をまだ諦めていないので、完全に私が彼を諦めるまでは付き合うことはできないこと。

ここまで話して、沈黙が訪れる。

彼からの返答は、ない。

その代わりに、ソファに腰掛ける菅田先輩は、隣に座る私の肩に徐に寄りかかってきた。

私は固まった。ここ3年以上まともに男に相手されなかった私には、突然菅田将暉レベルのイケメンに触れられるということは恐怖でしかなかった。

だが、それと同時に、長女として育ってしまった私の悪い部分が出てきてしまう。

 

 

きっと、彼は寂しいのだ。可哀想に。

 

 

そう思った私は慰める意を込めて、彼の手に触れた。

それが引き金になってしまったらしい。

何があったかよく覚えていないが、これ、ドラマで見たことある。みたいな景色が目の前に広がっていた。

菅田先輩に押し倒されていたのだ。

 

「やっぱり無理だ。」

そう一言呟いて唇を押し付けてきた彼に、私は今更抵抗する気は起きなかった。

頭ではよくわかっている。お互いフリーの身とはいえ、まだなんの関係も結んでいないのに。

こんな酒の勢いともいえるまま流れで身体を重ねてしまって良いのだろうか。

だが、ここで断ると傷心の彼にさらに寂しい思いをさせてしまう。私の身体で彼が少しでも寂しさから解放されるのであれば…と、ダメ男製造機特有の発想で身体を許してしまった。

 

 

結局、寝てしまった。

ことが終わってからも彼は私から離れずに「俺じゃダメ?」と仕切りに聞いてきた。

呪われているのだろうか…

 

数年ぶりの行為の余韻もそこそこに、流石に朝帰りはダメだと、残りわずかな良心をフル活用して無理やりベッドを抜け出し、小雨降る家までの道を送ってもらう。

夜中の道を歩きながら、もう一度彼に確認をした。

告白は気の迷いからくるものではないかということ。しかし私は彼を諦める予定はないので辛い思いをするのは菅田先輩になるであろうこと。

だが彼は「もう俺の心は決まってるから、あとは君が決めることだ。」と。

私はまた返事ができないまま、その日も帰宅した。

 

 

 

 

あれから1週間以上が経つ。彼とは職場ではごく普通に会話をして、何事もなかったかのように接している。やっぱり、あの日の夜のことはお互いなかったことにしたいのだろうか。そう思った私は、特別その事件についても触れないようにしていた。

一方こちらはというと、子宮直結カスタマイズになりがちである残念な私らしく、多少彼が気になる存在になってきてしまっていた。

だって顔が良いんだもの。

 

だがそう思う度、ダメ男製造機の私は、ネットや恋愛教本で何回も飽きるほど見た言葉を、自分に言い聞かせるが如く思い出していた。

『付き合う前に身体を許したら終わり』

だから、今回も終わったのだ。

それに自分でもわかっている。私の末路は、いつも男専属の穴つき家政婦。彼氏彼女という対等な関係など築けない。

なんでもやってあげてしまう長女気質が前面に出てきてしまい、なんでも尽くし過ぎてしまう。都合のいい時には身体だって差し出す。

それが今回正式に付き合う前に身体を差し出してしまったのだ。家政婦どころか、よくてただの生きたオナホになるのが目に見えている。

 

そう思って、菅田先輩のことは綺麗さっぱり忘れ、本来の目的通り北の国に現在いる彼にしっかり向き合おう。完全に燃え尽きるまで、追いかけよう。

そう決意して過ごしていた……

 

 

が、今日、菅田先輩からラインがきてしまった。

前の謝罪を込めて全てリセットするためのご飯に付き合ってほしいと。

私はどう答えるべきなのだろうか。

果たして、選び進んだ道の先に、私が求めるものはあるのだろうか。

 

 

そこで私は、北の国で頑張っている彼に連絡をしてみた。これで返事が来なかったら全て諦めよう、そう思って。

だが、返事が来てしまった。

私は今人生の窮地に立たされていると言っても過言ではない。

 

付き合った前に肉体関係を結んでしまったとはいえ、好意を寄せてくれている菅田先輩にするか。不完全燃焼で終わった彼にもう一度向き合うか。

正解は、神様でさえもわからないのかもしれない。

勝ち組と負け組

焼酎をトマトジュースで割ろうと思って、焼酎瓶の中身に貰い物の梅酒を入れていたことをすっかり忘れて入れてしまった。

梅酒のトマトジュース割とかいう予想外のものができてしまった。

 

結局酒に手を出しています。

99.99(フォーナイン)とかいう、アル中製造酒の最終形態みたいな酒を今日飲んでみたのだが、案の定とてもおいしかった。

安酒によくあるアルコールがキツく鼻を抜ける感じがないから、なんとなくレモンの香りのする水をがぶ飲みして気づいた頃にはアルコールが回ってる、みたいな。

とりあえず、SAP〇OROさんはやばいものを世に出してしまったな、っていう感想から今日は始まります。

うん、これから毎日飲もう。

 

例にもれず、今回も髪を切った。

イメージは本田翼くらいの。全然違うけど。

明日職場に行ったとき、彼の心に少しでもざわめきを起こさせることができたら万々歳。

こんなこと考えてる時点で私も相当幼稚なのだが。

これくらいしか、私のショックをごまかす術がない。

髪をばっさり切って、私を振った相手に少しでも意識を向けてもらうことくらいしか。

女性が髪を切るというのは、けっこう勇気がいる。

やはり女性=髪が長い、という方程式がいまだに存在していると思う。最近はショートヘアの女性も増えてきたが。

そんな世界にあえて反逆の狼煙を上げるがごとく、ショートヘアにする。失恋のショックというものはそれだけ大きい。

(そもそも今回の失恋というのも8割は己のせいではあることは、今回は触れないでおこう)

 

 

 

話は変わるが、私はどうやら、自分が幸せでないときは他人の幸せが許せないらしい。

この世界に生きている人間の何割かはわからないが、少なからずそういう人間がいるであろうことはたしかだろう。

例えば、自分に彼氏がいて且つ交際が順調な時。そんなときは自然と周りの恋愛だって応援できるし、相談にだって乗る。

だが、反対に自分がどん底、または彼氏がいないとき。そんな時は周りの幸せな人々の姿が嫌に目に焼き付いて、苛立ちを覚えてしまう。相談されたって、親身に話なんて聞かない。

なぜこんなことになってしまったのか。

人に負けるな、同じクラスの〇〇ちゃんには負けるな、常々そういわれて育ってきた私は、自分より少しでも秀でてる部分がある人のことは徹底して嫌ってきた。

「お前のせいで、私の親からの信用はがた落ちだ、怒られる。」

そんな強迫観念の元生きてきた。

高校は、優秀な進学校に進んだ。

大学は、国立大学に入った。

そこそこ大きいところに就職できた。

そのおかげで、高校、大学ともに、『小中学校時代にライバル視していた同級生たち』には表面上勝つことができた、いや、勝ったつもりになっていた。

だが、その心の安寧も、やがてすぐに崩れ去ることとなる。

 

20代も半ばに差し掛かるころ、ちらほらと同級生たちの結婚や出産の話が聞こえてきた。

親には「みんなママになって家庭持ってるのに、あんたは…」

私は社会人1年目。

今まで勝っていたと思っていた小中学校の同級生たちに、またしても負けてしまったのだ。

中には、高校を中退して結婚したものもいる。

だが、そんなこと、大人になったら、結婚適齢期の女になったらどうでもいいのだ。

20代半ばにもなると、その「勝ち組の女」の指標は『勉学や出身校』ではなく『結婚、出産』にだんだんと移っていくのだ。

私の心は、まだ学生のままであった。それも無理もない、つい1年前まで学生生活を送っていた22歳だ。まだまだ自立していない子供だ。

私は非常に焦りを感じた。

高校、大学と勝ち誇った気になっていた。

だが、私は、またしても、20代半ばにして自己の劣り具合いを痛感することになる。

そんなことになろうとは、思いもしていなかった。

 

焦りに焦ってつないだパートナーシップは、それはもうひどいものであった。

半ばDVのような男、マザコン男…

「ただ勉強を頑張れ、勉強こそが学生の本分だ。」

その言葉を信じて人間関係、異性関係をないがしろにしてきたツケが、ここで回ってきてしまったのだ。

 

こうして私は、今までろくに勉強もせず遊び歩いていた人たちに、学校に来ずセックスをしていた人たちに、この年になってまたしても敗北を喫したのだ。

 

そんな強烈なコンプレックスを抱えたままこの年になってしまった私は、自身の中で、『彼氏がいない、満足な男女関係を築けない=負け組』という方程式が確立されてしまった。

 

だからなのであろう、自分に彼氏がいないときは周りの誰の幸せも願うことができないのは。

彼氏がいることだけがその人間の価値を決める、そんなことはどう考えてもおかしな尺度であるのに、私の中ではその指標が根強く残ってしまっている。

理性ではわかっているが、心が認められない。

そのせいで、誰かに彼氏ができた、結婚するなどという話を聞けば冷たく当たってしまうし、避けてしまう。

その人と並ぶと自分の劣等感が浮き彫りになるからだ。

 

そんな間違った認知を、少しでも修正していかないと、今後もあらゆる面で生きづらさが生じてくるであろう。

理性ではいやというほどわかっている。

今現在の課題の一つでもあるのだが、心に深く刻まれた傷からあふれ出てしまうどす黒い静脈血のような感情は、止めるにも難しい。

 

そのためにも、己自身の価値観を『他人と比べる』ことで評価するのではなく、『自分自身』に基準をおくことに努めたいと思う。

自分が幸せなら、幸せ。というように。

いわゆる自愛につながるとおもうのだが、それが難しい。

約4年間、独身である自分への痛烈なコンプレックスと闘い生きてきた。

先日の痛ましい事件も、きっと、焦りがあったがゆえに、その衝撃が大きくなってしまったのだろう。

毒親のもとで育った私は、とても自尊心が低い。

自分を愛し、幸せにしてくれるのは自分だけ。自分を認めてくれるのは、自分だけ。

自分がいつでも自分の味方でいてくれるようになるにはまだしばらく時間がかかりそうだ。

 

先日の彼と、または違う人と出会うまで、この性格を、ゆがんだ認知をただし生きやすくなるためにも、今日も明日もこれからも私の見えない水面下での闘いは続いていく。

 

アルコールと憂鬱

失恋した次の日は、不思議なことにすこぶる肌の調子がいい。

楽しくなって、つい化粧に時間をかけた今朝。

肌の調子は良くても、仕事の調子は相変わらずである。

むしろ、仕事の調子は過去最悪に限りなく近いものであった。

ここに書くことで自己嫌悪が悪化の一途をたどる気しかしないので、詳細は割愛する。

 

 

 

最近笑わないことが増えたなとふと考えた。

その原因はなんとなくわかっている。

時間とは早いもので、マザコン糞野郎と別れてから早2年が経とうとしている。

ザコン糞野郎と別れてから、毎日酒を飲むようになった。

現代日本が如何に虚無であるかをそのまま形にしたような酒、そう、ストロングゼロ

イライラしながら飲んだその酒は、一気に私の思考に靄をかけてくれた。

あらゆる不安や怒り、悲しみが、その時だけは忘れられたのだ。

そこから毎日酒で現実から逃げるようになるのには、時間はかからなかった。

最初は350ml缶で満足していたのだが、次第に耐性がついていき、500ml缶を飲まないと落ち着かなくなった。

次の日が仕事であろうがなかろうが、毎日必ず酒を飲む。休肝日などはない。

アルコールが回ってぼんやりとした頭で布団に入り、そのまま浅い眠りにつく。

酩酊状態のまま布団に入り眠った後、目覚めて待っているのは恐ろしい現実だ。

その落差に、朝から打ちのめされて仕事に行く。

かろうじて、弁当を詰めて化粧をすることで「まだ私は大丈夫」と根拠なく自身に言い聞かせていた。

それができなくなったら終わりだ、という、最低ラインを常に心に示し続けて、今日も下だけ見て生きている。

 

 

酒を飲むようになる前の自分に戻りたい。

月に一回程度の飲み会で飲む生ビールで満足して笑っていたころの自分が、とてつもなくできた人間に思える。

日々堕落していく今の私を、当時の私が見たらなんと言うだろうか。

 

酒を毎日飲むようになってから、確実に私の心は穏やかではなくなっていっている。

怒りの沸点がとてつもなく下がった。

仕事中イライラすることが増えた。

本当はこんなにイライラしたいわけではないし、穏やかに仕事をしたい。

極めつけに、飲酒量が増えるにしたがって、イライラすることが増えただけではなく、嬉しい、楽しいといったプラスの感情の表現がどんどんできなくなってきていることに、なんとなく気づき始めた。

家に帰ってからも、ただ黙々と酒の缶を傾ける。安いアルコール臭が鼻から抜けるのが不快であるのに、思考がマヒしていく感覚がとてつもなく気分が良い。だからこの安酒がやめられないのだ。

明らかに笑顔が減った。自己嫌悪に陥ることが増えた。

この2年以上に及ぶ長い長い長い自己嫌悪の原因が明白となっているにも関わらず、私は酒をやめられないのだ。

 

 

 

ちなみにまだ今日は酒を飲んでいない。

このままパソコンを閉じ、布団に入ることができたら、何かが変わるだろうか。

 

少しでも早く人並みに戻って、2年前のことと昨日のことを、いい思い出だと笑って言える日が、一日でも早く来ることを願わずにはいられない。

連敗記録

また、振られた。

笑い事ではない。

つい3時間前、私は某駅前、田舎の車の往来が静まりかえる平日の静かな夜、またしても自己の恋愛記録に敗北の2文字を刻んだのだ。

現在2連敗中。

26歳、9月。秋の訪れを感じ始めた空気が頬を撫でる晴れた日のことであった。

正直、今回はいけると思ってた。

だって片手で数えられないほど二人でご飯に行ってたから。

初秋の風は、私には嫌に冷たかった。

敗因は、私のネガティブさだと言う。

私だって漠然と敗北を重ねているわけではない。

だから敗因を知りたかったのだ。

半ば気まずそうに、かつ迷惑そうにする相手をむりやり引き留め、往来の途絶えた静かな駅前の一角で私は問い詰めた。

すると、前述した言葉が返ってきたのだ。

あと、「ほしい時にほしい言葉をくれない」と。

知ったことかバーーーーーーカ!!!!!!!と中指を相手の鼻穴にブッ込みたいのをぐっと堪え、私はただただ相手の話を聞いていた。

私の恋は、またしても無残に散ったのであった。

台風21号が後ろ手を振り軽やかに日本縦断をした日からわずか一日足らずで、私の恋愛も秋の夜空に終わりを告げた。

 

 

ちなみに前回の敗因は相手がマザコンであったのだ。

結婚を決めて入籍の日も決めていた。あろうことか、一緒に住もうと決めていた矢先に「やっぱりママと暮らしたい」と駄々をこねられたのだ。

そんなマザコンには適うはずもなく。

私は別れを選ばざるを得なかった。

私の手元に残ったのは数百万の結婚資金。

それ以外何も残らなかった。

人間というものは不器用で、思い出を美化することができなければ、そこには虚無しか残らない。

そんな中、まぶしい春の訪れと同時に再会した高校時代の部活の先輩に、私は恋をした。

相手もそこそこ乗り気で、初めての食事はとんとん拍子に決まった。

あれ?これいけるんじゃね?

次こそ私いけるんじゃね?

喜んだのは束の間、何度も食事を重ねつつ迎えた約半年後に、私はこの記事を書いている。

4月の私に言ってやりたい。

「おまえまた振られるぞ」と。

意外と涙は出なかった。

なんとなく予感はしていたし、今日の食事で相手の嫌なところがうすうす見え始めていたからだ(詳細は後日記録する、記録できたらの話だが)。

 

ちなみに余談だが、自分の見た目にはけっこう自信がある。なので、なおさら悔しい。あんなハゲ男に振られたことが。

そう、相手はハゲている。

私より2個上だ。まだギリギリ20代。でも禿げてる。

私はそんなハゲに半年間も振り回されてしまった。

全ハゲの毛根を根こそぎレーザーで焼き尽くしたい衝動に駆られている。

某国会議員のように叫びたい、そして全ハゲの減り続ける毛におびえる奴らの毛根を火あぶりにしたい。

 

このブログの目的はとくに決まってはいないが、男運が皆無なアル中社畜女子が頑張って人並みになろうともがく姿を記録していくブログにしたいと思っている。

全国、いや全世界の恋愛に悩む女子よ、私の姿を見てくれ。

惨敗を記録しながらも、まだ諦めずに闘う惨めな女の姿を。

帰宅してからピニャコラーダの700ml瓶をストレートで飲み切ってしまった。

頭が痛い。

でも明日も仕事だ。

社畜という星のもとに生まれてしまったからには、血反吐をはいても仕事に行かなければならない。

 

明日、今日私を振った相手も職場に来る。

どんな報復をしてやろうか考えながら、このまとまりのない記事は一旦終了とする。