人並みになりたい

ただただ思いついたことを書く。失恋しがちな社畜の記録。

連敗記録

また、振られた。

笑い事ではない。

つい3時間前、私は某駅前、田舎の車の往来が静まりかえる平日の静かな夜、またしても自己の恋愛記録に敗北の2文字を刻んだのだ。

現在2連敗中。

26歳、9月。秋の訪れを感じ始めた空気が頬を撫でる晴れた日のことであった。

正直、今回はいけると思ってた。

だって片手で数えられないほど二人でご飯に行ってたから。

初秋の風は、私には嫌に冷たかった。

敗因は、私のネガティブさだと言う。

私だって漠然と敗北を重ねているわけではない。

だから敗因を知りたかったのだ。

半ば気まずそうに、かつ迷惑そうにする相手をむりやり引き留め、往来の途絶えた静かな駅前の一角で私は問い詰めた。

すると、前述した言葉が返ってきたのだ。

あと、「ほしい時にほしい言葉をくれない」と。

知ったことかバーーーーーーカ!!!!!!!と中指を相手の鼻穴にブッ込みたいのをぐっと堪え、私はただただ相手の話を聞いていた。

私の恋は、またしても無残に散ったのであった。

台風21号が後ろ手を振り軽やかに日本縦断をした日からわずか一日足らずで、私の恋愛も秋の夜空に終わりを告げた。

 

 

ちなみに前回の敗因は相手がマザコンであったのだ。

結婚を決めて入籍の日も決めていた。あろうことか、一緒に住もうと決めていた矢先に「やっぱりママと暮らしたい」と駄々をこねられたのだ。

そんなマザコンには適うはずもなく。

私は別れを選ばざるを得なかった。

私の手元に残ったのは数百万の結婚資金。

それ以外何も残らなかった。

人間というものは不器用で、思い出を美化することができなければ、そこには虚無しか残らない。

そんな中、まぶしい春の訪れと同時に再会した高校時代の部活の先輩に、私は恋をした。

相手もそこそこ乗り気で、初めての食事はとんとん拍子に決まった。

あれ?これいけるんじゃね?

次こそ私いけるんじゃね?

喜んだのは束の間、何度も食事を重ねつつ迎えた約半年後に、私はこの記事を書いている。

4月の私に言ってやりたい。

「おまえまた振られるぞ」と。

意外と涙は出なかった。

なんとなく予感はしていたし、今日の食事で相手の嫌なところがうすうす見え始めていたからだ(詳細は後日記録する、記録できたらの話だが)。

 

ちなみに余談だが、自分の見た目にはけっこう自信がある。なので、なおさら悔しい。あんなハゲ男に振られたことが。

そう、相手はハゲている。

私より2個上だ。まだギリギリ20代。でも禿げてる。

私はそんなハゲに半年間も振り回されてしまった。

全ハゲの毛根を根こそぎレーザーで焼き尽くしたい衝動に駆られている。

某国会議員のように叫びたい、そして全ハゲの減り続ける毛におびえる奴らの毛根を火あぶりにしたい。

 

このブログの目的はとくに決まってはいないが、男運が皆無なアル中社畜女子が頑張って人並みになろうともがく姿を記録していくブログにしたいと思っている。

全国、いや全世界の恋愛に悩む女子よ、私の姿を見てくれ。

惨敗を記録しながらも、まだ諦めずに闘う惨めな女の姿を。

帰宅してからピニャコラーダの700ml瓶をストレートで飲み切ってしまった。

頭が痛い。

でも明日も仕事だ。

社畜という星のもとに生まれてしまったからには、血反吐をはいても仕事に行かなければならない。

 

明日、今日私を振った相手も職場に来る。

どんな報復をしてやろうか考えながら、このまとまりのない記事は一旦終了とする。